相続法【第5版】:潮見佳男(弘文堂)

行政書士たるもの、常に向上すべく、勉強し続けなければなりません。

特に、相続に関する相談業務は行政書士の重要な仕事ですので、やはり知識をしっかりとしたものにしないと。

ということで、久しぶりに相続の基本書を買おうと書店に行き、買ったのが、潮見先生のこの本。

婚外子の法定相続分差別を違憲とした最高裁大法廷平成25年9月4日決定も盛り込まれた、最新の内容となっております。


特徴的なのは、460ものケースを通じて具体的に学べるということ。具体的にどのような場面で何が問題となるか、どの条文が適用されるか等を知ることができます。

内容も、さすが潮見先生、という感じで、相続法のことはほぼ完全に網羅しています。

これまで相続法の基本書といえば、内田先生のものが高評価でしたが、さすがに内容が古くなってきました。

内田先生の基本書と同様、ケースが豊富な本書。そのうえ、分量の割には読みやすいので、今後は本書が相続法の基本書でスタンダードとなるかもしれません。