衆議院議員の総選挙が公示されましたね。
12月の慌ただしいときに、解散して選挙をしなくても…なんて声もあります。だからといって、選挙に行かないというのはできるだけ避けてもらいたいです。
選挙権は、民主主義の根幹をなす大事な権利。しっかりと行使すべきです。
そうはいっても、投票したい候補者、政党がない、という人もいるでしょう。そういう人には、二つの方法があります。
一つは、「まだましな方」に投票する方法。「選挙はベストではなく、ベターに投票するものだ」という言葉もあります。すべての政策が自分の考えるものと一致するなんてことは、まずありえませんので、「まだこっちのほうがいいかな」と思える候補者に入れればいいのです。
その際に考える基準は「自分が関心を持っている事項について、どんなことを言っているか」でいいです(というか、それが一番大事)。まずは自分が関心を持っていることから、政治と結びつける。そうすれば、政治についても関心が出てくるかもしれません。
もう一つの方法は、「白票を投じる」。
確かに、白票では無効となります。
しかし、白票が多くなれば、現在ある政党は白票の存在を無視できなくなります。そうすれば、政党が変わってくる可能性もあります。
白票だって、立派な意思表示なのです。
とにかく言いたいのは、選挙権がある人は投票してください、ということです。
残念なことに、あなたの一票が世の中を変えるなんてことは、まずありません。しかし、あなたの一票がなければ変わらないのも事実です。そして、あなたの一票やほかの人の一票が積み重なることによって、だんだんと世の中が変わっていく(のかもしれない)のです。
投票日に行けない人は、期日前投票があります。
選挙には行ってください。
※追記
白票を入れることについては、「政治家には白票であることが伝わらないし、意味がない」という指摘がありました。
実際そうでしょう。
ですから、できるだけ候補者、政党を書いて投票してください。
政策なんて全く分からない。そもそも自分が望むことを言っている人がいない。毎回同じ顔触れで投票する気が失せた(しかも、すべての候補者に入れたことがあるけど、何も変わらなかった)。そんな人もいっぱいいるでしょう。
それでも、投票する。
顔で選んだっていい。名前で選んだっていい。くじで選んだっていい。
「選挙を馬鹿にするな」「そんなんで日本がよくなると思うのか」といった声が聞こえてきそうです。
だけど、まずは選挙に行ってみないと、何にもなりません。投票して、そこから政治に興味を持つかもしれません。
まずは、「当事者」になること。
12月14日、できるだけ多くの人が投票することを願います。
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